軍が、特別な作戦を実施するのは、必要性があり、成功の見込みがある場合に、限られる。
　軍が住民３０万人を殺害する必要もないし、利益もないし、そんなことは出来ない。

　そもそも幕僚が、住民３０万人殺害する作戦計画を立案、作成し、指揮官に提出し、指揮官が決心するなど考えられない。
　そこで逆に、住民３０万人を殺害するには、「どうすれば良いか」と考えてみれば、もっとよく解る。
　このように「逆に考える」のも、「新ゲーム理論の手法の一つ」である。
　まず南京を完全包囲しなければならない。
注：
　　「純粋の軍事作戦」とは、「敵を包囲殲滅」することである。
　　ただし中国戦において、敵の側背を攻めた段階で逃げられ、「包囲殲滅した事　　例」は一件もない。

　それはともかく、まず南京を完全包囲できたとする。
　しかる後、その包囲網をネズミ一匹逃さない体制で狭め、最後に住民皆殺しにしなければ、住民３０万人など殺害できない。
　このような作戦実施には、少なく見積もっても、住民の数倍の兵力が必要になるが、そんな兵力は、日本軍にない。
　一方住民は、屋根裏・床下・倉庫等に身を隠し逃げ回る筈である。
　一部徹底抗戦する者もいる筈、更に外国教会等に逃げ込む者もいる筈、そして最終的に住民全員殺害した後で、その死体をどう処理するかの問題も残る。
　そのような事例は、一軒も確認されていない。
　そして住民の誰も、日本軍を怖がっていない。その後南京の住民は、４０万に達している。
　これらの事実から、そもそも「南京問題（南京事件）など存在しない」と考えるべきである。。
　「新ゲーム理論」は、「南京問題」に関し、「一方的主張」「宣伝臭ある主張」
「偏った主張」等すべて否定する。
　「その主張」は、「何を狙っているのか？」を考えるべきである。

　ここで「新ゲーム理論」から、将兵の質について、考察したい。
　日本軍将校は、士官学校で「忠君愛国」、そして「大和魂」「軍人精神」を徹底的に叩き込まれたはずである。ただし兵士の中には、「質の悪い兵士」もいる。
　それはお互い様である。「質の悪い兵士の数」は、「蒋介石の軍隊」「毛沢東の軍隊」ともに圧倒的に多い。
　日本軍将兵は、「世界最高水準の軍隊」であり、中国軍将兵は、「世界最低水準軍隊」であった。
　世の中、「自身の理念のためなら」、ウソでも何でも、言い続ける人がいることも事実である。そして「元兵士と名乗る反日家」の証言も数々あるが、いずれもそんな方法で住民３０万人など殺害できるはずがない。また戦争に付き物の写真も数々あるがいずれも、信用に値しない。

　「公正に物事を見る新ゲーム理論」で「南京問題」を見るべきであり、語るべきである。